健康コラム「脂肪肝」

肝臓に余分な脂肪がたくわえられた状態の「脂肪肝」。
脂肪肝は、ひどくなると、肝硬変や肝臓ガンなどの病気につながるといわれています。
特にリスクが高いとされているのは肝臓がんや胃がん、すい臓がんなどで、健康な状態の人と比べてリスクは約2倍以上とも言われています。
先日のTV番組でも、血液検査の肝機能の値は正常なのに、実際には脂肪肝という「隠れ脂肪肝」の人が多くいると、取り上げられていました。

脂肪肝とは、食べ過ぎや運動不足のために余った糖質や脂質が肝臓にたまり、脂肪が肝臓全体の30%以上を占めるようになった状態をいいます。

原因は様々ですが、主にはアルコールの摂りすぎか、食生活や運動不足などの偏った生活習慣や、遺伝とによるものと言われています。

「脂肪肝」は全身のあらゆる臓器で、がんのリスクを高めることが、2018年に発表された研究で明らかにされています。
隠れ脂肪肝の原因となる生活習慣を改善し、「食べ過ぎ」「飲み過ぎ」「運動不足」を避けることを心がけるようにしましょう。